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 2014.4.27 iTeachers Special Live Event

「iTeachersカンファレンス 2014 Spring 〜 教育ICT、成功への分岐点 〜」

2014年4月27日(日)、iTeachers結成1周年を記念して開催されたカンファレンス。会場となった東京・五反田の学研ビルには200名が集まる過去最大規模のイベントとなりました。iTeachers8名によるプレゼンテーションとトークセッション。5時間近くに渡るイベントにも関わらず、会場は熱気と興奮に包まれ、新たな出会いとつながりが多数生まれました。

Opening Session : オープニングトーク

  小池  幸司 先生(教育ICTコンサルタント)
  山本  恭輔 さん(千葉県立千葉高等学校2年)

タブレット導入が加速する2014年度。教育ICTのターニングポイントとなる年を前に「分岐点」をカンファレンスのテーマに。欠席となった佐賀の中村純一先生から届いたばかりのビデオメッセージをご紹介しました。

Session 01 : プレゼンテーション

(1)  永野  直 先生 (千葉県立袖ヶ浦高等学校)
  「情報コミュニケーション科第1期生卒業とこれから」

2011年に袖ヶ浦高校で情報コミュニケーション科が新設されて早3年。全国の公立高校でも初のiPad1人1台環境として注目された第1期生もこの春に卒業を迎えました。彼らがiPadを携え学んだこと、感じたことは何だったのか。また、それによって変わった学びの形とは。3年間を振り返り、あらためてiPad導入の意義を語って頂きました。

(2)  栗谷  幸助 先生 (デジタルハリウッド/デジタルハリウッド大学)
  「クリエイティブを『楽しく』伝えるということ」

「動画教材による学習」と「講師によるクラス学習」を組み合わせた“ハイブリッドラーニング(ブレンディッドラーニング)”を実践する栗谷先生。今回のプレゼンでは、事前に撮影した動画とリアルとを融合させた『ブレンディッドプレゼン』に挑戦。動画を使った新たな学びの可能性をチャレンジングな手法で見せてくれました。

(3)  片山  敏郎 先生 (新潟大学教育学部附属新潟小学校)
  「小学校でのICT Revolution! 〜タブレット活用の成功要件〜」

附属小学校に異動になって1年。この短期間に驚異のスピードで学校にiPadを導入に数々の実践を積み重ねてきた片山先生。その過程で得た、ICTを導入・活用していく上でのポイントやデジタルネイティブである児童たちの意外な反応をユーモアをまじえてレポート。結びには、成功の分岐点は“志”という熱いメッセージで締めて頂きました。

(4)  小酒井  正和 先生 (玉川大学)
  「デバイスは進歩した。先生は進歩しないといけないのか?」

iTeachersのイベントにも何度か参加してくれた一番弟子のiStudentsもついに卒業。ICTを導入し師匠・弟子ともに学ぶ過程で得た気づきや注意点、そして「ICTで学ぶことの意義」を小酒井先生ならではのトークで熱く語って頂きました。「学生たちが社会に出てどうなる?」「教員の役割は?」そんな今回の部分を改めて考えさせられました。

(5)  岩居  弘樹 先生 (大阪大学)
  「とりあえずやってみる」

アクティブ・ラーニングの根底にある恩師との出会いから、最新の取り組みまでを紹介。去年の秋から開始したiPad1人1台環境でのドイツ語授業が、新学期の授業でどのような成果を上げているか。さらに、留学生を先生にした「多言語学習プログラム」におけるICT活用事例から、これからの語学教育や教師のあり方を語って頂きました。

(6)  小池  幸司 先生 (俊英館/教育ICTコンサルタント)
  「iPadを授業で使う たった1つのシンプルな目的」

iTeachersイベントでの事例発表は初となる小池先生。自塾における指導者用端末としてのiPad導入の経緯やその活用事例を具体例をまじえて紹介。iPadやタブレットを教育現場で導入する際の3つのポイント(分岐点)を挙げた上で、「教えない道具」という教育現場におけるiPad導入の意義をわかりやすく説明して頂きました。

(7)  金子  暁 先生 (広尾学園中学校・高等学校)
  「2014広尾学園のICT」

全国的にも稀なほどの「最先端の教育」で注目を集める広尾学園。その推進役である金子先生が教育ICTの先に見据えているものとは何か。生徒の「感じる力」の育成、デジタルとアナログのバランス、そして学校を「リデザイン」すること。2014年度を迎え、さらなるステージへと歩を進める広尾学園のプランを披露して頂きました。

(8)  杉本  真樹 先生 (神戸大学/医師・医学博士)
  「教育を動かすインセンティブプレゼンテーション」

医師、研究者、教育者、さまざまな顔を持つ杉本先生。今回はプレゼンテーションのプロの立場から、これからの教育や教師に求められることを示唆。「インセンティブ」(動機付け)1つで、子どもたちがどれだけの潜在能力を発揮し成長するかを実体験をまじえて紹介するとともに、教育の領域を解放していく必要性を語って頂きました。

Session 02 : トークセッション

  テーマ:「教育ICT、成功への分岐点」

最後は全プレゼンターによるトークセッション。「K-12チーム」と「大学・社会人チーム」に分かれて、iTeachers同士が互いの疑問・質問に答えました。また会場から事前に集めた鋭い質問に回答。ICT活用のプラス面ばかりでなくマイナス部分にもしっかりと目を向けることで、これからの教育ICTが目指すべき方向性を共有しました。

■ iTeachersカンファレンス 2014 Spring」リポート:

   iPad授業の先駆者が語る、学校IT活用「最悪のシナリオ」とは? - TechTargetジャパン

 

 

■ iTeachersが集結!「教育ICT、成功への分岐点」を語る|news|小学館ファミリーネット

 

 

■ iTeachers/「分岐点」テーマに1周年記念カンファレンスを開催 | ICT教育ニュース

 

 

■「教育3.0」の実現! ICT教育の最前線情報を共有 | 月刊私塾界|全国私塾情報センター

 

 

■ iTeachers カンファレンス 2014 Spring 〜教育ICT、成功への分岐点〜 イベントレポート(前編)- iTeachers:The Other Side

 

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