iTeachers
教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム
Opening Session : オープニングセッション
オープニングトーク
司会:小池 幸司 先生 (俊英館) × 神谷 加代 さん (主婦ライター)
去年12月に行って好評だったiTeachers × iStudentsプレゼンとしては2回目のイベント。iTeachersが学生時代を振り返りながらいまの自分の姿を語り、逆に教え子であるiStudentsにはいま学んでいることから、将来の教育に望むことを語ってもらう。まずはそんな今回の共通テーマ「これまでの学び、これからの学び」のご紹介です。
Session 01 : プレゼンテーション : 「これまでの学び、これからの学び」
(1) iTeachers プレゼン 01
栗谷 幸助 先生 (デジタルハリウッド/デジタルハリウッド大学)
小学校、中学校と「神童」と呼ばれ常に成績上位であったという栗谷先生。ところが高校に入り、学習に対するモチベーションがあるときを境に一気に下降を辿り・・・そんなご自身の過去を振り返りながら、いま講師として行っている「ハイブリッド・ラーニング」を紹介。学生時代に感じていたことが、いまの授業にどういかされているか語って頂きました。
(2) iStudents プレゼン 01
和田 泰弘 さん (デジタルハリウッド大学 1年)
デジタルハリウッド大学で「Webデザイン」を専攻している和田さん。一般の大学に進学するより、実りの多い時間を過ごしたいという想いでデジハリに入学。自分のペースでどんどん勉強したいという和田さんに、ハイブリッド型授業はピッタリだったそうです。今後の学びに求めることとして、教室の枠を超えて学生同士が交流できる場を挙げてくれました。
(3) iTeachers プレゼン 02
小酒井 正和 先生 (玉川大学)
「ずっと先生が嫌いだった」そう学生時代を振り返る小酒井先生。中学、高校時代は「厨二病」、その上、大学受験にも失敗。そんな先生としては異色の経歴をもつ小酒井先生が、いまの教育に最も望むことは「学生をプレーヤーにしたい」ということ。ClicaやiPadといったICTを活用することで学生の主体性を引き出す小酒井流の指導法を語って頂きました。
(4) iStudents プレゼン 02
北見 紫織 さん (玉川大学 4年)
小学生時代からずっと「パソコンやケータイは悪者」というイメージを与えられてきたという北見さん。小酒井ゼミでiPad miniを貸与され、授業やゼミ活動でClicaやグループウェアを活用するようになりICTへの捉え方が一変したとのこと。プレゼン後、そんな北見さんに、デジタル・ナレッジさんから「Clicaエヴァンジェリスト」の称号が授与されました。
(5) iTeachers プレゼン 03
金子 暁 先生 (広尾学園中学校・高等学校)
「原型」「煩悶」そして「協調」という道を歩む中でずっとそこから外れるのではないかとう不安を抱え続けてきたという金子先生。学校改革やiPad導入という大きな変革の中でしだいに「原型」へと回帰していったそうです。そこには、厳しくも楽しかった小学生時代の恩師との思い出がある。そんな、貴重なエピソードと教育への想いを語ってくださいました。
(6) iStudents プレゼン 03
須田 隆太朗 さん、工藤 凛太郎 さん (広尾学園中学校 3年)
広尾学園中学校を代表してコンビでプレゼンに臨んでくれた須田さん、工藤さん。なんと、このプレゼンのために学園の中2〜中3生からアンケートをとってきてくれました。中学生が何をモチベーションに学習するか、またICTを使った教育の課題は何か。中学生とは思えない的確な視点で、先生や教育現場に求めることを語ってくれました。
Session 02 : トークセッション :
学生・生徒の本音に迫る!教育ICT、ココはどうなの?
パネラー :和田 泰弘 さん、北見 紫織 さん、
須田 隆太朗さん、工藤 凛太郎 さん
モデレーター:小池 幸司 先生
iTeachersや会場からの質問に、iStudentsが本音で答えるトークセッション。学生ならではの率直な意見の中に、鋭い指摘やコメントがたくさんありました。会場の先生や大人たちがが大きく頷き、その言葉をメモする姿が印象的でした。